オアフからカウアイまでの飛行
この日も昨年同様Oahu Aviationsでセスナ172を借りることにした。今回はカウアイ島までだが、カウアイは雲の発生が多く、IFR(計器飛行証明)を持っていないと一人では貸さない(保険の制限)だそうで、助手席には教官に同乗してもらった。
今回のインストラクターはクリスという人で、オアフ生まれで、日本に4年ほど住んでいたことが、奥さんも東京の人だとか。会話は全て英語だったが、最後に日本語話せることがわかった。

オアフから見て、カウアイは北北西に位置するため、滑走路4Rから出発し、パールハーバーの北を西へ。9.11のテロ以来の制限でパールハーバーのフォードアイランド上空5マイルは飛行禁止となったため、通常のチェックポイントより北のトリップラーという軍事病院(ピンクのビル)上空へ向い、1500フィートで西へ。
最西端のカエナ岬まで沿岸を飛行し、海に向けて出発。オアフ~カウアイ間はハワイの島の間で最も距離が離れていて、64マイル(海里)ある。巡航高度を2500フィートにしたし、カウアイの上空には雲があるため、15マイルほどに近づかないとカウアイが見えなかった。途中、全てのATCとの通信をクリスがやってくれたため、操縦に専念できた。
この日の海上の雲の高度も2500フィートくらいだったため、途中2000フィートくらいまで一時降下したこともあったが、無事カウアイが見えてきた。この島の唯一の定期旅客機用空港であるリフエ空港が見えてきたところで、迂回して北西へ進路をとった。下方にはいくつも観光ヘリが飛んでいて、あちこちに目を配る必要がある。
特にリフエ空港と、途中のポートアレン空港からの観光ヘリの離着陸が多い。ポートアレン空港の上空をそのまま北西に向い、目玉のワイレア渓谷へ。
ワイレア渓谷へ入るために、ここで北北東へ進路をとる。北西の方ではサトウキビ畑を燃やしている風景に出くわした。最近ではサトウキビは儲からないので、コーヒー豆に切りかえる農家が増え、今ではカウアイはコナコーヒーで有名なハワイ島を抜いてハワイ第一の算出量だそうだ。
渓谷に沿って北上すると、両側にグランドキャニオンばりの渓谷が見えてくる。両側に観光ヘリが3機ほど遊覧していた。渓谷の最高峰は4000フィート強であるが、雲低高度がほぼ4000フィートくらいに見えたので下を抜けることを断念し、ここで2回ほど左360度旋回をして雲の上の高度まで上昇した。およそ8000フィートで雲の上に出、北西に進路を変えて、地上からは近づけないカアナパリコーストへ。
雲の切れ目を見つけ、同じく左旋回で2500フィートまで急降下して、コースト沿いに東へ。すばらしい眺めだ。
ノースコーストを東に向け、キラウエア灯台へ。ハワイ諸島で最北端の灯台となる。
さらに南下して、島を離れ帰路につく。
また、64マイルの退屈の旅を経て、ようやくオアフが見えてきた。
オアフ最西端のカエナポイントの北を抜け、ディリンガム空港北を抜ける。ここは観光スカイダイビングのメッカで、気を付けないとダイバーを引っ掛けてしまう。
さらに西へ行き、オアフの二つの山に挟まれた平地を抜けてホノルルへ。このルートは日本軍がパールハーバー奇襲に使ったルートで複雑な気持ち。
パールハーバーが見えてきたところで、周り込み、空港のターミナル上空で滑走路4のダウンウィンドに入り、最終進入。到着。
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